甘噛み


コーディーが我が家にやってきた。両手で抱えてもまだ余るほど小さなパピーは、言いようも無いほどかわいい。いずれは外で飼おうと思っているが、パピーの間は屋内で一緒の生活である。多くの時間をゲージから出して、遊ばせていた。あんまりかわいいものだから、遊んでやるとコーディーもじゃれてくる。そして、じゃれながら軽く噛んでくる。始めはじゃれて遊んでいる程度に思っていたが、いくらパピーでも痛い。それに、噛むという行為が癖になると大きくなった時に問題が出てくるので、いけない事だと判らせる必要がある。それからが、大変だった。困った時の葵ケンネルさん頼り!メールで質問すると、早速回答を頂いた。「両手で口をぎゅっと握り締め、毅然とした態度で強く目を見て叱る。」その通りにやってみた。両手でぎゅっと握り締め、目をにらみつけて叱った。しかし、手を離すとすぐにムキになって反撃してくる。すると、こっちもまた両手でぎゅっと握り締め、またにらみつけて叱る・・・ コーディー vs 飼い主の根競べ。だんだんかわいがるだけではなく、きちっと躾は躾として飼い主の責任としてしなくてはならないという事に気づき、メリハリをつけてコーディーと接する様にした。Mamaは噛まれると痛いという事を教える為に、コーディーに噛み付いたこともあった。コーディーをひっくり返して、上にまたがって口を握り締め叱った事もあった。いろんな事を試してみた。やっと、根競べ勝利した。(と思う?)今でも時々甘噛みする事があるが、すぐに止めて噛んだ手を舐めてくる。犬を飼うことに慣れていない初心者にとってきつく叱ったりすることはつらい事であったが、人間社会の中で生活する以上はきちんと躾をして、その上で一緒に遊んだりかわいがったり出来るんだなと思った。