甘え鳴き |
![]() そこで今回は、電撃ショック付き首輪を使用する事にした。これは首輪に電極が2本出た装置が付けられていて、リモコンで操作して電気を流しショックを与えるというものである。なんだか動物を虐待するようで気が引けて、先生に色々と質問した。電撃の強度は犬種に合わせて調整できるようになっていて、ゆるい所からスタートする。電撃つき首輪を装着する事は、コーディーにとっても大きなストレスになるので夜間のみ装着する。その際に使っていない香水などの香りの強いものを電撃つき首輪にふりかけ、コーディーに電極の感触と香りを覚え込ませる。様子を見ながら電極つき首輪から、ダミーの電極に似た突起のある首輪+香水にする。またまた様子を見ながら、普通の首輪+香水へ、そして最終的に普通の首輪にもどすという作戦である。 |
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![]() この電極から、電気が… |
![]() 電撃ショック付き首輪と、リモコン |
電撃ショックつき首輪装着初日。4時30分からMamaがリモコンを持って待機。8段階ある強度は、弱いほうから2番目にセットしてスタンバイ。やはり5時30分頃に”クゥ〜〜ン”と鳴いた。「コーディー、ごめんね。」と心で念じながら、Mamaはスイッチを押した。「・・・」何の変化も無い。弱すぎるのかなーと思い、電撃の強さを少し上げて再トライ。「・・・」変化なし。こうして一日目の朝は過ぎていった。躾けの先生に今朝の出来事を報告すると、、コーディーは毛が多い為かなり強く首輪を締め電極が皮膚に直接あたるようにするようアドバイスを頂いた。 電撃ショック付き首輪装着二日目。先生のアドバイス通りにしっかりと装着し、4時30分からリモコンを持ってスタンバイ。やはり5時30分頃に”クゥ〜〜ン”と鳴いた。すかさずスイッチを押した。強度は、弱いほうから2番目。”ギャイ〜〜〜ン!”まさにコーディーの断末魔!犬のこんな叫び声を聞いたのは、このときが初めてだった。三日目も同じ時刻に”クゥ〜ン”と、いつもより小さめの声で鳴いた。スイッチを、押した。”ギャイ〜〜〜ン!”しかしその日以来、朝の時間に甘え泣きをする事は無くなった。 後で知った事だが、コーディーの叫び声にびっくりしたMamaはどのくらいのショックなのか自分の腕に電極をつけて試してみたそうだ。”ウギャ〜〜〜!”かなり痛かったらしい。約束の期日が来た。苦情を頂いたお宅へ伺い、経過を報告した。「この所、犬も鳴いていませんし、もう大丈夫です。ぐっすり眠れています。」と、返事が返ってきた。Mamaとほっと胸をなでおろした…。 |