アクシデント


それはいつものように躾教室が終わって、後片付けをしている時に起こった。
Mamaがいつものように躾教室の後片付けをしていた時、一瞬リードから手が離れた。少し離れたところから、一匹の犬がオーナーに連れられてこちらを見ていた。人なつっこい上に犬なつっこいコーディーは、その犬のところへ挨拶へと近づいていった。コーディーがその犬に近づいて行っているのを見て、Mamaが呼び戻そうとしたがその時既にいつものように挨拶をしようとしていた。次の瞬間、その犬がコーディーの右耳に噛み付いた。後でわかったことだがその犬とは、ボクサーと何かの犬種を掛け合わせた闘犬であるらしい。慌ててMamaが駆けつけ引き離そうとしたが、闘犬の性かいったん噛み付くとなかなか離さない。その犬のオーナーも、必死に引き離そうと試みてくれたがだめだった。Mamaも噛み付いた犬の鼻にパンチを数回浴びせたが、全く離そうとしない。ついに噛み付いた犬のオーナーが、噛み付いている犬を持ち上げて引き離そうと試みた。

傷口の周りの毛を剃られて、一針縫う。
耳がちぎれなかったのが不幸中の幸い・・・

その時その様子を見ていた躾の先生が飛んで来てくれ、「犬を持ち上げないで!耳がちぎれる!」と言って、噛み付いた犬の耳に噛み付いてくれた。するとうその様に、噛み付くことを止めた。犬にとって耳は急所であるそうだ。やっとコーディーの耳が相手の犬の口から離されたが、ひどい出欠で血まみれである。すぐに行きつけの獣医さんのところへ。傷口の周囲の毛を剃って、一針縫って貰った。さすがにラテン系のコーディーも2〜3日はしゅん太郎モードで、とてもおとなしかった。が、そんな姿はちっとも嬉しくない。傷口はいずれ治るだろうが、どんな犬や人にも友好的に接していたコーディーが見れなくなるのではと心配だ。携帯電話に一報を入れてきたMamaは、涙声でうろたえていた。そんなMamaの姿は見た事がない。嬉しい事、つらい事、悲しい事…これからもいっぱい経験するのだろう。コーディーとの出会いに、感謝!
後日、キャンプや散歩に出かけたが、ラテンの血はそう簡単には消えないようである。今までのコーディーに、まずはほっと一安心。しかし、飼い主のちょっとした油断で、とても痛くつらい思いをさせてしまった。反省である!