台風のつめ跡 in 黄和田キャンプ場 
June 2004
6月にしては珍しい大型の台風が通過した数日後の平日の休み、ずっと前に一度だけ訪れたことのある永源寺・愛知川のキャンプ場へデイキャンプへ行く事にした。朝ご飯が済んで、コーヒーを飲みながらMamaと何気ない会話をしていたところ、急遽決定!少し曇り空ではあったが、台風の後で水量のある澄み切った愛知川を見ながらランチとしゃれ込もうという魂胆である。もちろん、コーディーも一緒。早速、テーブル・チェアー・クーラーボックス・トラメジーノetc…デイキャンプお楽しみセットをクラウンエステートワゴンのカーゴルームに詰め込んで、いざ出発!
自然の力を思い知らされることになろうとは、この時はまったく気付いていなかった…。
曇り空の名神高速を東にひた走り八日市ICで降りて、永源寺到着。目的の神崎川キャンプ場を目指す。ところが一度しか来た事が無い上に、友人に連れて来てもらったので場所がわからない。仕方ないので、以前一度だけ行った事のある永源寺キャンプ場へと目的地を変更した。

程なくして、永源寺キャンプ場に到着。河原への狭いアプローチを注意深く進んで行くと、軽自動車が止まっていて河原へ降りられない。河原に人を見つけ聞いてみると、キャンプ場の管理人さんだった。先日の台風による雨で河原一帯が水没してしまったとのこと。車で降りるとぬかるんでいて、出れなくなると注意してくれた。永源寺キャンプ場はしばらくの間、入場を禁止すると話されていた。神崎川キャンプ場について聞くと、行きかたを教えてくれた。しかし川から少し高台にあるキャンプ場の方が水没も可能性が低いからと、違うキャンプ中場の情報も教えてくれた。永源寺キャンプ場は、以前設営中に突風に見舞われテントのポールが折れた思い出深いところである。
あの時は、大変やったなー…。

ノーリードではしゃいでるのは、Mamaのほう?
永源寺キャンプ場の管理人さんに教わった通りの道で、神崎川キャンプ場へとアプローチ。R421から側道へ入って少し行くと、台風のつめ跡に行く手を阻まれた。見事な大きな木が折れて道をふさいでおり、いたるところにバスケットボールよりも大きな岩が転がっていた。これはマジにやばいと引き返し、川から少し高台にあるキャンプ場へと目的地を変更した。
到着したのは、黄和田キャンプ場。聞いていた通り川から少し高くなっていたが、ここも水没していたようだ。全体にぬかるんでおり、泥で一面が覆われているようだ。お腹もすいてきたので、ランチにすることにした。テーブル・チェアーをセットしてっと思っていたが、雲行きが怪しいことと、あまりにぬかるんでいて泥だらけであることから、軟弱キャンパーランチに変更。

軟弱キャンパーランチ

コーディはハムをもらってた。ホットサンドになる予定の…。
ランチの後、しばらくあたりを探索した。ほかに誰もいてなかったので、コーディーはノーリード。小雨が降ろうと、泥だらけのフィールドであろうと、コーディーには関係ない。ノーリードを、堪能しているようだった。呼び戻しのコマンドを出すと、一目散に走ってくる。そして嬉しそうに飛び掛ってくる…、おかげでこの日はMama共々服がどろどろになってしまった。コーディーが濁流の愛知川に入って行こうとした場面もあり、ちょっと肝を冷やした。晴れていたら川のすぐ横にあり広々としたキャンプ場なんだろうと思いながら、そろそろ帰路に着くことにした。
途中永源寺のダム湖で車を停めてみた。やっぱり水の色は濁りきって、無数の流木が漂っていた。
街で生活していると、自然の事が判っているようで全然判っていないんだと痛感させられたデイキャンプだった。台風が去り、街では普段の生活が戻ってきている。でも山では台風が去った後も、多くの雨が土の中から川へと流れ出て濁流となっている。多くの木々がなぎ倒され、岩が崩れ落ちている。やっぱり自然って、凄いパワーを持ってるんだな。改めて、少し自然に対して考えさせられたような気がした。
近いうちに、澄み切った愛知川にリベンジだ。
2004/6/23